いきなりですがお聞きします。
「あなたは月に何時間、残業をしていますか?」
「家族との時間は取れていますか?」
世の中で働く人の悩みに多く上がるのが、
「残業時間」と「家族との時間」のバランスではないでしょうか。
残業が多く偏りすぎるなら、
働き方の改善が必要かも知れません。
最近では「仕事と生活の調和」を意味する、
“ワークライフバランス”という言葉を多く耳にしますが、
まだまだ仕事優先の現状は根強く残ります。
働き方に悩むほとんどの人は、
家族を優先したいにもかかわらず、
実際には残業を少くさせる難しさを感じています。
・少しでも家族との時間を大切にしたい人
今回はこのような方向けにお話していきます。
「残業=長時間労働」
古くから国内でも言われ続けられているのに、
世界からも指摘を受けるくらいなのにいつまで経ってもなくならないですよね。
そんな現状の中で私たち個人に何ができて、
大切な家族との時間にどう向き合って行くかです。
この記事を読むことで、
・「残業」が多くなる構造とその対処方法が分かる。
・変えれない環境なら自分で未来を拓く方法を考える。
以上のことが分かるようになります。
私たちの考え方としては断然に家族優先です。
そんな視点からもお伝えしていきますので、
同じ境遇にある人は最後まで読んでみてくけださいね。
それではよろしくお願いします。
目次
家族と仕事のどっちが大切なのか?
仕事と家族のどっちが大切なのか?
良く聞く話ですが言うまでもなく家族です。
少し雑な言い方かも知れませんが、
仕事と言うのはいつでも変えることはできますが、
家族はいつでも変えることができないからです。
生涯に渡って深く関わり続ける存在になるからです。
帰りも遅く休みなく仕事をして頑張ることは、
自信の出世や稼ぎに繋がることなりますが、
引き換えに家族との時間を希薄にさせる要因になります。
その現状を捉えるのはあなたではなく、
家族が感じる問題として上げられるのではないでしょうか?
最悪、離婚という形で、
家族でなくなってしまう危険性もあるでしょう。
そんな優先順位を誤ってしまうことで、
本来、守るべきはずだった配偶者や子供にさえも悪影響を及ぼしてしまいます。
そうならないためにも、
もっとも大切にすべきは家族だと言えるわけですね。
ただし、
プレゼントや旅行の企画など特別なことをするのではなく、
仕事が終わったら早く家に帰り、
「一緒に夕食を食べる」
「家事の分担をする」
「子供と一緒にお風呂に入る」など、
何気ない日常の時間を大切にすることが必要でないかと言うところです。
たしかに、
仕事をしないと家計を保持できないわけだし、
家族よりも優先しなければいけない時だってあります。
あなたが頑張っているからこそ、
経済面で豊かな生活が送れているわけなので。
だから家族を優先させるばかりでは、
仕事が成り立たなくなるのも事実ですよね。
実際には、すべてが家族優先とは言えないことから、
仕事との両立ができる努力をすることが必要と言えます。
その中でどのようにバランスを取ればいいのか、
残業と家族、どのように向き合えば良いのか、
と言う考えを持つ人が多いのが現状ではないでしょうか。
そもそもなぜ残業が減らないのか
では、
なぜ残業が多くなってしまうのか、
どこにその原因があるのか気になるところです。
ひと括りに残業と言っても、
仕事が終わらないから帰れないのではなく、
その原因は様々な現状から引き起こされています。
それを大きく分けると、
以下の4つ点に原因があると考えます。
- 会社構造から残業が常態化している
- 残業が個人の能力の差からきている
- 残業が美徳であるという日本文化
- 残業を自ら望んでやりたい人
人それぞれに置かれている環境や現状で、
状況が異なるのではないでしょうか。
では、
この原因について順に解説していきます。
会社構造から残業が常態化している
まずは会社側の構造的な問題にある、
残業が常態化した職場環境です。
個人のスキルよりもあきらかに業務量のほうが多い、
どうしても今日中にやらないといけない仕事が多い、
分担してやれば熟せるのに人員が不足していて回らない。
そんな個人の処理能力をオーバーしている状態で、
会社から与えられる仕事が多すぎることに原因があります。
これは会社の構造上の問題で、
常に仕事が忙しい状態にあり残業をせざるをえません。
会社自体が改善しないかぎりは、
いつまで経っても残業なんて無くなりません。
個人の努力で変えられるレベルではなく、
残業からは逃げることができない環境と言えます。
残業が個人の能力の差から来ている
個人のもつ得意な分野や、
不得意な分野の仕事によっても効率性に差が出ます。
個人の適正によって、
同じ仕事を熟すのも必要とする時間は変わります。
よくあることに、
社内の人事異動です。
会社からすれば、
守備範囲の広い人材育成という意味で配置転換しますが、
それがその人にとって適正であるかは別の話です。
慣れればある程度はできるようになりますが、
個人の能力と合わなければ残業が増える要因になります。
ただし、
個人の力で新しい環境になれることで、
改善できる余地はありますので個人の努力が必要です。
残業が美徳であるという日本文化
日本社会にはまだまだ残る、
残業することは頑張っていると言う美徳が根強いです。
昭和の時代から続く、
サラリーマンの常識の考え方から来ています。
戦後の復興のなかで、
会社の業績を上げるためには、
会社の経営方針を優先し個人を犠牲にする働き方です。
どんなに辛く苦しくても我慢して、
会社に尽くす者が優秀な人材として認められてきました。
そんな風潮が今でもなお強く残っています。
特にこの風潮を引きずる職場には、
当たり前のように遅くまで残って働くことが常態化します。
そんなことに関心がない人も、
無駄な残業が暗黙に強要されてしまい、
「自分が先に帰っても大丈夫なのかな?」
など帰りづらい状況に置かれてしまいます。
時代は変わっても、
変わらない風潮からストレスを抱える人もいるでしょう、
残業を自ら望んでやりたい人
このように考える人たちも
ある一定数は存在します。
残業で得るお金のために、
給料の割増しを期待する残業の仕方です。
効率化な仕事をして生産性を上げることよりも、
生活費のために残業代を稼ぎたいという考えがはじめにに来ます。
家族との時間を大切にするあなたであれば、
あまりこのような発想は思い浮かばないと思います。
家族との時間を犠牲にしていること
たしかに、
どんな原因であれ残業すればお金がもらえます。
ブラック企業のようなサービス残業でなければ別ですが...。
基本給が低かったり、
毎月の給料にプラスされる残業手当は金銭的に豊かにしてくれます。
自由に使えるお金が増えれば、
好きな物を買ったり旅行に行くなど生活費以外に使える幅が広がるわけです。
一見豊かな暮らしのように感じますが、
残業によって家族との時間を切り詰めて得ることができたお金だと言えるでしょう。
帰りが遅く家に帰れば子供はもう寝ている。
出勤前に起きている顔を見たのは30分程度など。
日常でコミュニケーションを取る時間もなく、
休みの日以外のあなたの存在は子供にとったら記憶にはさほど残りません。
また、共働き世帯が多くなった現代では、
男性は外に出て稼ぐ女性は家事と育児がすると言った、
一昔前のような状況ではなくなって来ています。
共働きをすると、
家事や育児を分担する必要があります。
家族が協力しあうことが尚さら求められるのです。
負担が夫婦のひとりに偏ってしまっては、
家庭内からもストレスを作ってしまう原因になります。
それが引き金で喧嘩になったり、
家庭環境の雰囲気さえも悪くなってしまいます。
残業することで多少は金銭的に豊かになるけど、
実は家族との時間を切り売りしてるだけ家庭内の問題を抱えることに繋がります。
それが自分の力で改善できる性質のものであれば、
今日からでも見直しの努力をおすすめします。
残業を減らすことができる場合
残業時間を減らす方法では、
先ほども紹介した会社の構造に原因があるのなら、
自分の力ではどうにもならないのでここでは一旦省きます。
それについてはまたあとで紹介します。
まずは自分の力で何とかなる場合を見ていきましょう。
もっとも有力な方法としては、
「残業を少なくする=時間管理を行う」をことです。
この方法で大切なポイントは、
自分が抱えている業務を最初に「見える化」し優先順位を把握することです。
残業を少なくさせるための、
そんな時間管理の方法を紹介します。
自分の仕事をリスト化する
よく言われる「To Doリスト」です。
いま抱えている仕事の全体を把握するために、
まずはこれを行うことにより、
集中して業務に取り組めるようになります。
作成する方法は管理しやすいもので良いので、
リストにやるべき仕事について書き出してみましょう。
活用できるようになると、
作業効率を上げる効果が期待できます。
仕事に優先順位をつける
やることをリスト化できたら、
仕事に優先順位を付けていきます。
これには「重要度」「緊急性」に着目した、
次の4つの分類に分けることができます。
- 重要で緊急性が高い仕事
- 緊急性はないけど重要度が高い仕事
- 重要ではないけど緊急性が高い仕事
- 重要かつ緊急性の低い仕事
1から4までの数字は、
優先順位を表しています。
1は最も優先的してはじめる必要があり、
4は優先順位としては低いことを意味しています。
また、
「重要度」と「緊急性」のどっちを優先させるかによって、
2と3の順番は入れ替わります。
これらが把握できることで、
順序よく仕事を終わらせることができます。
残業する時間をはじめに決めておく
優先順位を決めたことで、
今日やらなければいけない仕事が分かります。
そうすることで、
一日の勤務時間内に終わらせることができるのか、
残業が必要になるのかが把握できます。
仕事をその時間内に終わらす目的は、
家族との時間をより多く確保することでも、
自分の好きなことに使う時間の確保でも構いません。
早く帰ることの目標を持ちましょう。
完全に残業を無くすことは難しいですが、
最初から終わりを決めておくことは、
ダラダラと仕事せず時間を管理することができます。
残業を減らすことができない場合
それでもできない時は必ずあります。
それは自分の努力ではどうにもならない、
会社の構造に原因があるときです。
このような会社で仕事をしている場合は、
そもそも会社自体が残業を前提とした構造にあるため、
働く者としては諦めざるをえません。
なぜなら、
残業しなければならないよう設計されているからです。
業務量が多いなら人手を増やせば良いのですが、
人件費を抑える経営を優先することで社員にシワを寄せます。
会社としては、
今いる社員に残業してもらえばいいと考えるわけです。
すべてに優先順位が高ければ、
どれだけ仕事ができる人であっても時間内には終わりません。
働き方や能力に問題があるのではなく、
個人で努力できるレベルを超えている場合は、
家族との時間を手にすることは夢のまた夢です。
あなただけでなく、
家族も犠牲になっていきます。
こういった会社に勤めている場合は、
将来のことを真剣に考えはじめた方が良いでしょう。
自分の力で未来を拓いていく
私たちが手にしたいのは、
会社に尽くすこと大きな残業代を稼ぐことではなく、
家族との時間を大切にすることです。
それに真剣に向き合ったときにこそ、
現状を見つめ直す段階に来ていると言えます。
会社が変わらないのなら、
もう自分で変えるしかありません。
その方法について、
以下の2点を紹介していきます。
転職活動をして新しい環境をさがす
今やっている仕事が好きなら、
特に問題視することはありませんが、
そうでない場合、
早めに転職サイトに登録したり、
転職活動を進めた方が良いと思います。
転職で失敗しないためにも、
自分の市場価値を把握をして自分の適正など、
転職に有利なものを洗い出さなければなりません。
転職にはある程度のリスクは伴いやすく、
考えられることについてはよく分析しながら、
準備をはじめて行きましょう。
しかし、
という場合は、
転職には不利な側面も出てきます。
それが弊害となり、
自らの選択肢が狭くなるなら、
一人で思い悩むより誰かに相談してみることです。
副業からはじめてみる
家族を守るために必要な一つ要因は、
経時的に支援できるかどうか大きなウエイトを占めます。
転職後も今と同じように、
家族を守れるかどうかが不安材料に残ります。
それがストレスに感じるのなら、
敢えて転職を考えないやり方もあります。
それは今の会社に務めながら、
「副業」を始めていく方法です。
自分で稼ぐ力を身に付けることで、
会社だけの給料に頼らない働き方を視野に入れます。
副業と聞くと、
小遣い稼ぎのイメージを感じるかも知れませんが、
ここではそういう意味ではありません。
最終的には、
副業が生計を補うくらいまでをイメージするほうが良いかも知れません。
スタート時は小さな副業でも、
それを長く継続をさせることで育てることができます。
今はインターネットが普及していることで、
一昔前までにはなかったネットビジネスが存在しています。
怪しいイメージを持つ人が大半ですが、
アフィリエイトなど限りなくホワイトなものもあります。
軌道にさえ乗れば、
サラリーマンの月収を超えてしまうことだって
普通に存在する世界です。
アフィリエイトの関連記事についてはこちらで紹介しています。
fa-hand-o-rightアフィリエイトの始め方!WordPressを使って収益を得る仕組み
よければどうぞ。
もしこれで、
ある程度の収入を得られるようになれば、
今の会社を辞めることの不安を軽くできます。
現状維持をしながら、
将来を見据えた副業は転職よりもおすすめです。
そんな副業についてはまずは自ら稼ぐ力を身に付けて行きましょう。
fa-hand-o-right自分で稼ぐ!これからの時代に必要な会社に依存しない方法
こちらの記事で紹介していますのでぜひ読んでみてくださいね。
まとめ
残業が多くなることで、
家族との時間が大切にできないことが分かりました。
自分の努力で解決できるものであれば、
できるだけ早く改善策を取り組むべきです。
解決できない会社からの影響を強く受けるのであれば、
自らの力で改善策を探していかないといけません。
どちらにも共通することは、
会社から得るお金以上に、
家族と過ごす時間を有意義に過ごせる環境が、
あなたのみならず家族の幸せに繋がると言うことです。
小さな子供がいる家庭であれば、
幼少期の可愛い姿と触れ合えるの今だけです。
会社の都合や、
働き方で左右されてしまうことは、
家族に大きな影響を与えてしまいます。
仕事があるからこそ家族が守れる、
それはまったく間違ってはいません。
実際に私たちもそうなので同感です。
ただ、そのやり方に疑問を感じるのであれば、
改善する選択肢は用意しておくべきだと思います。
今回はここまでとなります。
それではまた。